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2010年5月7日金曜日

印刷見積もりの見方 用紙編

印刷見積用紙工程の見方です。



見づらい場合はPDFファイルをご覧ください。
印刷見積もりの見方(用紙)PDF.pdf

用紙品種(コート・マット・上質等)・用紙銘柄(ハイマッキンレー・Proグレース・サンカードなどの個別銘柄名)、用紙サイズが順に表記されます。

用紙の縦目・横目については、発注担当の方はあまり気にしたことがないかと思います。

たとえばA4ペラのチラシを作った場合、陳列した時に首を垂れる状態になってしまったチラシを見たことがあるかと思います。
これは紙目が逆のためにおこる現象で印刷会社のミスです。

正寸の場合A4であれば横目を使います。
縦位置のチラシですと長辺に沿って紙目が流れているものが横目になり、短辺にそって紙目が流れているものが縦目になります。
縦目ですと短辺に沿って紙目が流れているため、どうしても曲がりやすくなり、首を垂れるような状態になります。

基本的に正寸ペラの場合、奇数が縦目、偶数が横目になります。
ただし用途によって変わりますので、注意が必要です。
同じA4でも横位置で使用する場合は縦目ですと首を垂れる状態になってしまいますので、最終的な使用状態により縦目・横目を変える必要があります。

また、折のある場合は、最終的に折ったときに背になる部分に合わせて紙目を選びます。

紙目に関しては改めて図説を付け加えて説明したいと思います。

連量(斤量)は紙の重さですが、一般出来には厚さを表現するときに使います。
90ベースでは物足りないから110ベースで等、紙の厚さを表現しています。

用紙の実数は、印刷枚数とイコールではありません。全版印刷の場合のみイコールですが、通常用紙購入時は全版で購入し、その後半切、四切にカットするため、全版換算で表示します。
この為、印刷枚数を全版換算に直して計算しなおすため、半切であれば1/2、四切であれば1/4に計算しなおします。

印刷予備も同じく全版換算です。
印刷の予備枚数はおおよそ、平台(枚葉)で印刷枚数が10,000枚までの場合は1色50枚、10,000枚以上の場合は1色あたり0.5%。オフ輪で印刷枚数が100,000枚以下の場合は1色100枚から500枚、100,000枚以上の場合は0.5%前後になります。

それぞれ見本の数量や、後加工、折出しの方法等により予備枚数が前後します。

数量は実数+予備枚数を足した数字ですが端数が出てしまいます。

オフ輪の場合は巻き取り数、8連巻・9連巻・10連巻・12連巻等、用紙銘柄・連量(斤量)により巻き取り数が異なる為、確認が必要です。
購入数量-印刷枚数+予備枚数=残紙となります。

残紙は基本的には印刷会社で一定期間保管する場合が多いです。
次回の発注時に残紙+不足分を購入し印刷しますので、残紙の管理が必要になります。

平台の場合は100枚・125枚・250枚・500枚の包売りのため、これらの数字で割り切れる数量が印刷用紙の数量になります。

平台(枚葉)も購入枚数-印刷枚数+予備枚数=残紙になりますが、残紙量が少ないため、定期発注以外は使い切りになります。

用紙単価は、銘柄により異なります。

日経新聞に洋紙市況が出ていますのでご参考にされるといいと思います。

トータルの用紙値段の出し方は、用紙の場合は、連量(斤量)×数量(実数+印刷予備+残紙)×単価÷1000になります。
厚紙の場合は、連量(斤量)×数量(実数+印刷予備+残紙)×単価÷100になります。
1000や100で割る必要性は連量が1000枚・100枚の重量のためです。

印刷予備については、印刷会社各社により前後します。

印刷工程同様・用紙の見積の見方も難解です。
しかし、判っていて見積もりを見るとこれまでと違った事が見えてくると思います。

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