印刷会社の見積は、よく見方がわからないと言われます。
印刷会社や印刷会社の営業によって印刷見積の作り方が違ったり、クライアントによっても変えている場合があります。
印刷の見積もりには、詳細明細見積、明細見積、一本書見積があります。
一本書見積もり。
品名・数量・単価・合計のみの表記です。
何にいくらかかっているのか、判りませんが、トータル金額だけ分かればいいと言う印刷発注者にはシンプルでいいかもしれません。
明細見積。
各工程に分けて金額が出されますが、各工程の金額がなぜこの金額になるのか判らないため、一本書見積もりとあまり変わりません。
詳細見積。
各項目を詳細明細で明記します。
詳細明細の場合、どの金額が高いのか、安いのか、何をどれだけ使っているのか、数の整合性が合っているか、不正請求がないか等がチェックできます。
一本書見積もりで金額を決めてから、詳細明細見積の提出を行う発注者も多いようです。
印刷見積で、判らないと言われるのが、詳細明細見積ではないかと思います。
ビジネスサポートプランニング仕様のオフセット用見積書を基に解説をしていきます。
今回はプリプレスのいち工程である刷版工程の見方です。
刷版は、オフセット印刷において、「ハンコ」と呼ばれるものです。
オフセット印刷の仕組みで版に印刷イメージをC(シアン・青)・M(マゼンタ・赤)・Y(イエロー・黄)・K(クロ・黒)ごとに焼き付けます。色の三原色であるC・M・YとKの版をブランケットと言うゴム版に転写し、さらに紙に転写するのがオフセット印刷機の原理です。
詳細明細見積に書かれている数式の意味は以下のようになります。
このように数式の数字には意味があります。
A4サイズ表裏4色のチラシを作る場合、版のサイズが46やBであれば間違っている、不正請求していることが分かります。
100,000部印刷するのに、版の大きさが半切や四切では次工程の印刷代に大きく関わってきます。
次回は印刷工程の見方です。
東大阪在住。印刷系・通販系が得意です。半年で取得するPマーク導入支援、SNS・懸賞サイトを使った、ローコストSEO対策・コンバージョンアップ、会社を変えるISO9001、効果的なSPツール・プレミアムグッズ・景品等の解説をブログでおこなっています。 現在はお仕事の依頼を受け付けておりません。
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