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2010年5月29日土曜日

印刷 ドライダウン

印刷のクレームに「ドライダウン」があります。

ドライダウンとは・・・・オフセット印刷でインキ濃度の問題です。
乾燥した後の印刷濃度が印刷直後の印刷濃度に比べて減少する現象のことです。

簡単に言ってしまうと、印刷最中の色調合わせ時の色と、加工し納品した時点での色調が異なる現象で、マット系や特に上質系の用紙でよく見られる現象です。

ドライダウンになると色が浅く感じたり、カスカスになっているような感じに見えます。

印刷用紙の中にインキが浸透する為に色調合わせ時と納品時とでは印刷面の平滑性が異なる為、インキの厚みが浸透により異なる為、起きる現象です。

ドライダウンによるクレームを防ぐにはオペレーターのスキル頼りになる場合が多くあります。

究極の選択肢として用紙をマット系・上質系からグロスのある紙に変更する手段もありますが、お客さんのオーダーや広告宣伝をする内容により質感を求められた場合、用紙の変更はできません。

印刷立会などの場合、乾くまでの時間(あくまで半乾きであり、時間の経過によりさらにドライダウンが進行する場合もある)がかかる為、常にドライダウンの予想をし、厚めにインキを盛ってもらうように指示していました。

当然、その場にある色調見本(責了紙)との色合わせはベースの色合わせになり、そこからは「感」の世界になります。

これほどあやふやな世界はなく、納品されたときにドライダウンの予想が外れる事もあります。

ドライダウンのクレームを物理的に排除する方法として、一部印刷会社では、「速乾くん」を導入している会社があります。

私も「速乾くん」の威力は目の当たりにした事がありますが、「速乾くん」を使うことにより、ドライダウンによる品質クレームは限りなく「ゼロ」になっていました。

現在はインキも改良され、用紙も改良されていますが、まだまだ「ドライダウン」のクレームはあるかと思います。

ドライダウンのクレームを防ぐ一つの方法として「速乾くん」は物理的な防止手段ではないかと思います。

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