ある印刷会社の方と話していた時の事。
品質事故が一向に減らないと嘆いておられました。
DTPでのチェックミス
刷版での凹み・キズ
印刷のゴミ・汚れ・色調不良・見当不良・ブロッキング・ドライダウン・ブランの凹み・ドッグイヤー
製本加工の折ずれ・ドッグイヤー
納品の遅れ
部数の欠落・余剰
印刷の品質事故にはこの他にも色々とありますが、その会社で多いのは、色調クレームとDTPのチェックミス。
色調不良は、クライアントと営業と現場の意思疎通のミス。
DTPのチェックミスは、朱(赤)の見落とし、訂正方法による朱(赤)字以外部分の変更見落としが多くあるようです。
技術的な品質事故は機械の性能や、検査機器の向上により極端に少なくなってきました。
品質事故にはコミュニケーション不足や担当者(作業者)以外わからない内容でのミスが目立ちます。
この品質事故は一気になくそうと思ってもなかなか無くなりません。
コミュニケーション不足の場合コミュニケーションを増やせと言われても、どうコミュニケーションをとるのか?
担当者(作業者)以外わからないミスをどう発見するのか?
組織的・システマチック的な対策が必要になり、組織に浸透させるまでに時間がかかってしまいます。
営業・工務・生産では製品に対する考え方も違ってきます。
他の印刷会社が、ある方法でそれらの品質事故がなくなったからと言って、違う会社でその手法を用いて品質事故がなくなるとは限りません。
まして、品質事故の原因を「人(担当者・作業者)」に求め、品質事故対策を立てるのは、必ず再発する保証を自らおこなうようなものです。
品質事故対策には、それぞれの会社に合い、システムとして、マネジメントとして確立しないと品質事故対策にはならないのですが、そこに目が向く方が少ないように思いました。
小手先だけの改善は小手先でしかないんですけどね。
東大阪在住。印刷系・通販系が得意です。半年で取得するPマーク導入支援、SNS・懸賞サイトを使った、ローコストSEO対策・コンバージョンアップ、会社を変えるISO9001、効果的なSPツール・プレミアムグッズ・景品等の解説をブログでおこなっています。 現在はお仕事の依頼を受け付けておりません。
analytics
このブログを検索
2010年5月27日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
印刷予備は印刷予備紙とも言われます。 印刷は工業品ですが、それぞれの製品により、色数・色調・加工方法が異なるため、印刷物を作成するときに印刷予備(印刷予備紙)が必要になります。 印刷予備(印刷予備紙)は実際に製品を印刷する前の準備用の用紙・印刷途中でチェックするための用紙...
-
このページまたはページ セットの平均価値です。 (トランザクション収益 + 合計目標値)÷(ページまたはページ セットの合計ページ表示数)で算出されます。
-
閲覧されたページの合計数です。 同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
-
グーグルのモバイル広告は、携帯末端での検索結果、ディスプレイネットワークのウェブサイト、アプリ内に表示されます。 携帯電話やタブレット、スマホを使用している利用者に対し、一日中、商品やサービスなどのビジネスをアピールする事が出来ます。 また、Android(アンドロイド)向...
-
検索エンジンを使わずに、お気に入りやメルマガ、URLを直接打ちこむ等、直接サイトを訪問した訪問者(ユーザー)の事。
-
IP アドレスに基づいて特定されたユーザーの所在地(都市)。
-
アクセスに関連付けられた最終イベントの対象となる広告主。
-
IP アドレスに基づいて特定されたユーザーの所在地(大陸)。
-
ユーザーが指定したページまたは一連のページを閲覧した平均時間です。
-
Googleは Flash ファイルをインデックスに登録できますが、Silverlight など他のリッチメディア形式のコンテンツについてはまだまだ多くの課題を残しています。 リッチメディア形式は視覚メディアのため、Googlebotでは問題となる場合があります。 一部のイン...
0 件のコメント:
コメントを投稿