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2010年5月23日日曜日

印刷 印刷予備とは

印刷予備は印刷予備紙とも言われます。

印刷は工業品ですが、それぞれの製品により、色数・色調・加工方法が異なるため、印刷物を作成するときに印刷予備(印刷予備紙)が必要になります。

印刷予備(印刷予備紙)は実際に製品を印刷する前の準備用の用紙・印刷途中でチェックするための用紙・後加工(表面加工・加工・製本)で必要となる機械調整用の紙の事です。

準備用の用紙で「見当合わせ」「色調合わせ」が行われます。

フルカラーの印刷であれば、C・M・Y・Kの4ユニットを使用して印刷を行うため、用紙が各ユニットを通過し印刷する時に微妙にC・M・Y・Kがずれてしまいます。

このずれを合わせる事を見当合わせと言います。

髪の毛1本の精度で合わせます。

色調合わせは、色調見本と呼ばれる校正刷り・本機校正刷り・デジタルプルーフに色を合わせます。

昔は職人の「眼力」に頼りましたが、現在ではコンピュータで色調見本と、印刷した刷りものを読み込み、色調見本のずれを修正します。

絵柄色調管理装置と印刷機がデータリンクしている場合は完全にコンピュータ制御になります。

これらの見当合わせ・色調合わせに印刷予備(印刷予備紙)が必要になります。



一度見当合わせ・色調合わせを行っても印刷枚数が多い場合は、印刷途中で見当・色調のチェックを行います。
一般的にサンプリングと呼ばれる刷り物の事です。
サンプリングは平台(枚葉)印刷で500枚ごと~1000枚ごと。輪転印刷で5000枚から10000枚ごとにチェックを行います。

サンプリングを行う枚数の500枚ごと、1000枚ごと等は印刷会社や対象製品により異なります。

サンプリング実施の枚数が細かければ細かいほど、印刷の仕上がりが均一になります。

サンプリングの際に抜き取られる紙の枚数は3~5枚程度です。
サンプリングを実施する回数が多くなれば多くなるほど印刷予備(印刷予備紙)を消費します。


印刷機で印刷した後、表面加工・加工・製本等の仕上げをして、製品となります。
この時に加工予備と言うなの印刷予備(印刷予備紙)が必要になります。
表面加工のPP貼りでは20枚から30枚程度の予備。箔押し等は少し多めの50枚(印刷枚数が多い場合は0.5%)必要になります。
化粧断ちはほとんど加工予備は必要になりません。
二つ折り等の折がある加工は、機械調整用の用紙が必要になるため、20枚から50枚程必要になります。
製本の場合は、製本様式により異なりますが、おおよそ各折50枚程必要になります。

ただしこれらの枚数は、最新のよく調整・整備が行き届いた機械で作業を行った場合で、加工所(加工会社)によっては、10年落ち、20年落ちの機械を使用している場合もあります。機械が古く、機械の整備・調整が行き届いてない場合は、当然に加工予備枚数が必要になります。


印刷予備(印刷予備紙)は、このような工程・作業で必要になります。


では、実際にどれくらいの印刷予備(印刷予備紙)が必要になるのか?


平台(枚葉)の場合
印刷枚数が10,000以下
1色あたり30枚~60枚、加工予備はそれぞれの加工の準備分を足した数になります。

印刷枚数が10,000以上
1色あたり0.3%~0.6%、加工予備はそれぞれの加工の準備分を足した数になります。

オフ輪印刷の場合
印刷枚数が100,000枚以下
1色あたり100枚から600枚、折だし等の仕様により異なります。
加工予備はそれぞれの加工の準備分を足した数になります。

印刷枚数が100,000枚以上
1色あたり0.1%~0.6%、折だし等の仕様により異なります。
加工予備はそれぞれの加工の準備分を足した数になります。


あくまでも一基準であって、印刷会社や印刷設備・メンテナンス等により印刷予備(印刷予備枚数)は大きく変動します。

詳しく知りたい方は気軽にコメントやメールでお問い合わせください。

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