社会見学は学校によって違うと思いますが、PTAから補助金が出ている場合があります。
さて、このPTA社会見学、又は社会科見学、何の為にあるのでしょう?
①PTA役員や学級委員等の慰安旅行。
②一般会員も参加する社会勉強の場。
③教職員と保護者の親睦旅行。
これも学校によって捉え方は違うと思います。
また私立と公立でも使い方は違ってくると思います。
昨年のかわち野高校PTA社会見学は、源氏物語ミュージアムと京都水族館でした。
場所の選定や、意義などは判りません。
何故京都水族館だったのか、何故源氏物語ミュージアムだったのか。
私は会長でもありましたし、二カ所とも行った事が無かったので、まぁいいか的なノリで参加しました。
バス借りて、道中ビール飲んで、見学して飯食って見学して、バスの中ではビンゴ大会。
印象的には慰安旅行でした。
PTAから補助金も出ていました。
一般会員の拠出したお金で慰安旅行。
その時はそんなものかなと思いましたが、後々何か違うぞっと思うようになりました。
社会見学とはっと行って調べてみても、社会科見学しか出てこない。
社会科見学とは、知識や経験を広げるために、個人や団体で工場施設・旧跡等を見学(体験)する行為、または行事のことである。
社会科見学は主に学生時代に行われる行事であり、学生の見聞を広げるために行われる。社会科見学の多くは、工場での製造過程の見学・体験、周辺地域の旧跡の見学等を行って、得た知識を元にレポートなどをまとめ、それらの結果を授業中に発表する。これらによって得られる知識は多く、課外授業として積極的に行っている学校・教育者も多い。 学校行事の場合、貸切バスで行くことが多い。
また近年では社会人の社会科見学も多くなってきており、担当分野以外の見学を行って自社の発展に貢献させようとする動きや、個人の見聞を広げて知識向上を図る動きも出てきている。(Wikipedia)
この文章から、理解するに、学びの場であると考えられます。
学びが無ければ、慰安旅行になるわけです。しかし、表だって、慰安旅行とは言えないので社会見学と名前を付け替えている場合が多いのかもしれません。
Wikipediaの文から察し、私なりの解釈をすると、PTAの社会見学は、「教職員と保護者が見聞を広げ、知識を向上し、子ども(学童や生徒)の学校教育における発展や貢献に役立たせる為の行事」です。
現代社会は、刻々と変化をしています。良い面でも悪い面でも変化をしています。
高校の場合は、その変化する社会に子どもを送りだします。
大学・専門学校・就職と違いはあれど、送りだす場には違いない。
そうであれば、社会見学の場を、もっと有意義に使うべきであって、慰安旅行に使うべきではないと考えています。
なかには、PTAの活動に参加してくれているのだから、慰安旅行でもいいじゃないかという意見もあるかもしれません。
それであれば、社会見学や社会科見学という行事名称ではなく、堂々と慰安旅行という行事名称にすればいい。
それが出来ないのは、ある種の後ろめたさがあるからではないかと思います。
一般会員の拠出したお金を使って社会見学。
一般会員の拠出したお金を使って慰安旅行。
行なっている内容は同じでも、名前を変えるだけで、イメージが全然違います。
これは、PTAの悪い点の一つでもあると思います。
また、社会見学を行っても、どこに行きましたよ、やりましたよという報告はあってもレポートはない。
何をやってきたかという報告が無い。
ここでも情報がクローズされてしまっている。
慰安旅行であれば慰安旅行でも良いと思っています。
それであれば、社会見学や社会科見学とは言わずに、慰安旅行とすればいい。
言葉のすげ替えで誤魔化す事をやめる事も、PTAを改善していき、参加者を増やす一つです。