印刷物のCO2排出計算方法はカーボンフットプリントとカーボンオフセットにより詳細の出し方が異なりますが基本的にはLCAに基ずいた、計算になります。
計算の簡単な概略は、インプットにおけるCO2排出量+生産時のCO2排出量+アウトプットにおけるCO2排出量+マテリアルフローコストで計算できます。
CO2排出計算に最低限必要な発注者側からの情報は、版形・部数・頁数・用紙銘柄(または品種)・用紙斤量・印刷色数・加工方法・納品先です。
この情報により、印刷会社ではCO2排出計算が出来ます。
ダウンロード先:https://drive.google.com/file/d/0B1QrXfNRLBiwVThmWlRmTTRHb2c/view?usp=sharing
この画像は私が印刷会社用にエクセルで作成した半自動見積書です。
画面のピンク地色の部分は手入力になります。
画面では、切れている部分もありますのでPDFファイルに起こしました。
PDF:https://drive.google.com/file/d/0B1QrXfNRLBiwS1F2emd1T2J6MzQ/view?usp=sharing
これらの見積もり情報により、自動的に、CO2排出量も計算されます。
それぞれの印刷会社により、印刷機・製本機・加工機・刷版機・温加湿器・照明・資材の輸送距離・リサイクルまでの輸送距離が違うため、それぞれの会社により同じA4チラシ 4/4 10,000部 ペラでもCO2排出量は違ってきます。
東京生産・メーカーの定格出力と仮定すると、およそ490㎏のCO2排出量・一部当たり49gになります。
自社の製品・サービスについては、どの企業も努力していますが、印刷物はアウトソーシングであるため、なかなかカーボンオフセットまで配慮できていない会社が多いのではないかと思います。
年間の自社の総印刷物をCO2化してみると膨大な数量になる会社も多いのではないでしょうか。
グリーン購入法が改正され、カーボンオフセット・カーボンフットプリントがグリーン購入として奨励されています。環境に力を入れている企業であれば、印刷物のみならず、すべてのグリーン購入製品についてカーボンオフセットが付与された製品に切り替え、CSR報告書にカーボンオフセット量として記載するのも企業の社会的責任の一環ではないかと思います。
東大阪在住。印刷系・通販系が得意です。半年で取得するPマーク導入支援、SNS・懸賞サイトを使った、ローコストSEO対策・コンバージョンアップ、会社を変えるISO9001、効果的なSPツール・プレミアムグッズ・景品等の解説をブログでおこなっています。 現在はお仕事の依頼を受け付けておりません。
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2010年4月29日木曜日
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