ISOがお荷物になってしまって全く機能していない。
更新審査や、サーベランスの前に慌てて体裁だけの書類を作っている。
事故やミスが一向に減らない。
何のためにISOをやっているのか判らない。
こんな事ってありませんか?
ISOの看板だけが目的で取得しているという会社では、こんな悩みもないと思いますが、ISOで何とか経営改善をしたい、事故やミスを減らしたい、売上を上げたい等目的を持って、ISOの導入を行ったにもかかわらず、ISOが機能しない。
何故なんだ?
思い出してみてください。
ISOの導入を行っていた時を。
コンサルタントの言うままにしていませんでしたか?
コンサルタントから与えられた文書のひな型をそのまま流用しませんでしたか?
取り組みが大変だからと、体裁だけを整えるに終始していませんでしたか?
短期間で取りたいと、コンサルタントに投げっぱなしにしませんでしたか?
導入目的を社員や従業者に説明しましたか?
一部社員に投げっぱなしにしていませんか?
自社に合ったシステムを構築しましたか?
ISOは補助ツールです。
ISO至上主義だとうまく行きません。
コンサルタント側にも問題があり、
手離れよくしたい=体裁だけ整えさせよう。
相手の負担を楽にさせたい=うわべだけのシステムを押し付けておこう。
とりあえず、書類は全部ひな型使わせよう。
値段が安いからこの程度のシステムだな、等等
コンサルによっては、ISOを相手が判っていない事をいい事に、会社をかもにしたり手玉にしたりしています。
会社の実態に合っていないISOのシステムを導入して、上手く行くはずがありません。
ISOは経営改善のためのツールですから、ISOを活用するというスタンスでないと上手く行きません。
また、ISOで言っているのは必要最低限のことだけですので、必要最低限の事をすれば効果が出るのかという問題もあります。
本来それをフォローするのがコンサルタントなのですが、そこまで考えているコンサルタントが何人いる事か。
また導入当初は、調子が良かったが、何年か経ったら、上手く回らなくなったと言う場合もあります。
それは実情に合わせてシステムを変えていないからという事が原因になります。
無駄な金をかけたくないと言う事で、取得後のコンサルティングを契約しない会社がほとんどです。
取得後の方が大事ですので、本来であれば、そこからがコンサルタントの面目躍如なのですが、認証を取って安心、認証後のコンサルは無駄金と考えてらっしゃる方も多いようです。
その為にシステムの随時見直しがうまく行かなくなり、機能しなくなり始めると言うこともあります。
ISOの認証取得は、極端な話、コンサルなしでも取れます。
大事なのは認証取得後です。
如何に上手くシステムを回し続けるかも大事ですが、ISOの認証を取得した目的を達成する為には何をし続けなければならないか。
目的なく認証取得を始めてしまった(関連会社や親会社からの命令で)という場合は、目的を新たに作りましょう。
どうせあるシステムですので、上手く活用する方法を考えましょう。
何のためにISOをやっているのか?
それを考えたら、ISOはうまく機能します。
ただし、それまであったシステムを一度作り変える必要が出てきます。
その時は、自社でシステムを作り直すか、新たにアドバイザー的なコンサルタントを雇うか。
ISOに精通した人を社員として迎えるか。
資源の運用管理に関わってきますね。
ISOがうまくいかない、メリットがない、やってても無駄と思ったのであれば、認証返上するのも手です。
意味がないものに投資する必要はないですよね。
しかし本当に、ISOに取り組み、PDCAを回して、上手く行かない、メリットがない、やってても無駄と思ったのでしょうか?
そのPDCA本当にPDCAとして回っていますか?
小手先だけの解決方法を行っていませんか?
体裁だけ整えていませんか?
返上する前にもう一度考えてみてください。
上手く行かない理由、メリットが見いだせない理由、やってても無駄と思う理由があるはずです。
そこがミソです。
それを改善するのもISO。
ISOは難しくもないし簡単でもない。
取り組む姿勢によって変わってきます。
東大阪在住。印刷系・通販系が得意です。半年で取得するPマーク導入支援、SNS・懸賞サイトを使った、ローコストSEO対策・コンバージョンアップ、会社を変えるISO9001、効果的なSPツール・プレミアムグッズ・景品等の解説をブログでおこなっています。 現在はお仕事の依頼を受け付けておりません。
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2009年11月1日日曜日
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