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2010年6月18日金曜日

印刷 背割れ

印刷物で二つ折りや三つ折り等の折加工のある印刷物が数多くあります。

このところよく見かける印刷物には、「背割れ」が起きている印刷物をよく見かけます。

「背割れ」とは、折り機で折ったときに、折り目(背)の部分で割れたり、ちぎれたりする現象で、紙の部分が出てきてしまい、白くなっている事です。

「背割れ」の原因は、
①紙目が逆目である。
②厚い紙を筋押しなしで折っている。
③オフ輪による強制乾燥により、紙の水分が失われている。
④折機の圧力調整ミス。

等の原因が考えられます。

これらのすべての原因は、事前に「判る事」です。

①の原因は印刷会社の営業の知識の無さ。
②の原因は筋押し代を予算項目に入れない。
③の原因は印刷の品質設計ミス又は、予算優先でオフ輪で印刷を行った。
④の原因は折機のオペレーターの判断ミス。

この為に、せっかくの印刷物の見栄えが悪くなったり、商品に筋が入って商品イメージが損なわれたり。

仕上り一つで、イメージが変わってしまうのが印刷物でもあります。

お金を出して印刷物を作るのであれば、商品戦略にあったよい仕上がりの印刷物を作りたいですね。

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