普通の会社はプレゼンに力を入れて、新規案件や新規取引先を探すのに躍起になっています。
このあたりが、印刷業界が、いろんな産業の下支えになっていて、人員等も他の産業から印刷産業に比較的流れやすい傾向にあります。
これが普通の会社なんですが、営業マンの仕事で、見積もりや受注伝票の作成に一番時間を取られている会社って、案外結構多かったりしてます。
いわゆる、普通ではない会社です。
自動化されていないんですよね、事務ワークが。
こんなことで時間を取られているようでは、新規案件や新規得意先を取れと言われても、無理です。
見積もりと原価計算書が連動していない会社も多いですね。
これも時間の無駄です。
同じ内容で、違う書類を書かなければならないなんて、バカバカしい。
って普通は思うんですけど、何故か印刷会社の営業って、受け入れちゃうんですよ。
うちの会社はこうだから、こうしてください、っと言われれば、新入社員はもちろん、他業種から流れて来た人でもそうなってしまう。
ランクが下の会社に来てしまったから仕方がない、印刷屋なんてこんな業界だよな~っと。
実際にほとんどの会社がそうなんで仕方ないと言えば仕方ないのですが。
印刷の見積もりの仕方も複雑だったりするのですが、完全自動化まではいかなくても、半自動化までくらいだったら出来るんですよね。
でもあまりみんなしたがらない。
エクセル使えないと言うのもあるかもしれないけど、ほんとはその業務内容が好きだから。
新規するのに言い訳が出来るから。
予算は達成しなければならないけれど、既存のAクライアントから、見積もりを頂いていまして、1000部から、10,000部までは千刻みで、10,000部から500,000部までは10,000刻みで見積もりしなければならなくて、新規行けませんでした。
ちょっと極端ですが、こんな感じです。
忙しく見せる事が出来るんですよね~、電卓叩いて、PCに打ち込んで、また電卓叩いて。
本人は必死にやってるかもしれませんが、それって一から作ると同じ内容でもかなりの重労働。
めちゃくちゃ時間がかかります。
でもそれを、嬉々としてやる、何故か、時間が潰せるから、忙しそうに見えるから。
社内の伝票作成も同じ。
何故か知らないけれど帳票が山のようにある。
帳票を作る時にシステムが自動計算をしてくれない。
こんなんじゃ、新規やれって言われてもそちらに時間が食ってしまいます。
当然、手作業が多くなれば、それだけミスも増えてきますので、時間はかかるわ、ミスは多くなるわ、作業効率は最悪の状態です。
それでISO9001の認証取っていると言ってる印刷会社も多く、マジですか?っと思ってしまいます。
そんな会社は看板だけのISOで業務改善や経営改善には全く興味が無いのだろうけど。
上場している印刷会社はやっぱりその辺は、かなり自動化されたり、専門の部隊があったり営業に対するフォローが行き届いていたりします。
中小になると、一部の会社以外、全部営業の仕事。
気合いで新規取ってこーいでも、いいのですが、それだけの事務ワークがあると気合も何もありません。
幾つもの会社の内情を見て、やっぱり印刷会社は斜陽産業。
こりゃだめだ。
見かねてこうしたらどうですか?っとサービスで言った事もあるのだが、
聞く耳持たない経営者が多い産業ですね。
自動化して、営業マンの鎖解いてあげないと。
その鎖にしがみついてる人が、大半の様な気もするけど。
営業効率の低い会社はこの先が見えてしまいます。
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